4 むすび

 

4 むすび

 

 以上、平成22年度の町政を執行するにあたっての基本姿勢と主要な施策の概要について申し上げました。

 

 今、わが国の経済を見ると、一昨年秋以降からの急激な景気後退は、一面においては最悪期を脱し、持ち直しの動きも出てきたといわれておりますが、地方の中小企業を取り巻く経済環境は、引き続き極めて厳しい状況が続いており、雇用情勢も深刻な状況のまま推移し、現在に至っております。また、めまぐるしく変わる社会環境において、地方自治体を取り巻く情勢は一段と厳しさを増しており、今後も多くの困難が予想されます。

 

 時代の潮流を的確に捉え、新たな視点でわが町の110年の歴史に学び先人たちが幾多の苦難の中から築き上げてきた力を私たちは引き継ぎ、発揮しなければなりません。

 

 「至誠にして、通ぜざるはなし」、幕末の思想家・吉田松陰の言葉です。目標に向かい誠意をもって行動するならば、どんなことでも達成できないことはない、ということを説いた言葉であると思います。厚岸町民には、目前に困難があろうとも、必ずや未来を切り拓く、その力があると確信しています。

 

 私は、これまで、多くの町民の皆さんの声をお聞きし、郷土を想う熱い心に触れてきました。

 

 私の役割は、豊かな町民生活が永続できる地域社会を形成することにあります。町民の皆さんの思いをしっかりと受け止め、今、私は、この厚岸町を「誰もが住み良い、住みたくなる、来たくなる」まちにしたいという思いを新たにしております。また、同時に、町民の皆さんからのご期待と、課せられた責任の重さを、改めて痛感しているところであります。

 

 大変厳しい時代に携わったこれまでの町政運営を尊い経験として、将来をしっかりと見据え、さらなる意欲をもって、これからのまちづくりの舵取りをいたしたいとの決意を新たにしております。

 

 町民の皆さん、そして町議会議員の皆さん、一層のご理解ご協力を心からお願い申し上げます。