厚岸町気候非常事態宣言に関する決議(令和3年3月8日決議)

 近年、地球温暖化を要因として、世界各地を記録的な熱波が襲い、大規模な森林火災を引き起こすとともに、ハリケーンや洪水が未曽有の被害をもたらしています。我が国でも、災害級の猛暑や熱中症による搬送者・死亡者数の増加のほか、数十年に一度といわれる台風・豪雨が毎年のように発生し、深刻な被害をもたらしています。
 国は、2050年までにカーボンニュートラル(気候中立)の実現を掲げ、一日も早い脱炭素社会の実現に向けて、我が国の経済社会の再設計・取組の抜本的強化を行い、国際社会の名誉ある一員として、それに相応しい取組を、国を挙げて実践していくことを決意するとして、令和2年11月に衆参両院が気候非常事態宣言を決議し、脱炭素社会を目指す内閣方針を超党派で後押しする姿勢を打ち出しました。 
 厚岸町においては、ごみの減量化や資源ごみの分別の徹底、町民の森植樹祭の実施をはじめとする様々な施策を通して、環境負荷への低減や将来に向けた環境教育・環境学習にも取り組んできており、令和2年度からは、「第6期厚岸町総合計画」を策定し、この中で環境保全に対する様々な施策を展開していくこととしています。
 私たちは「もはや地球温暖化問題は気候変動の域を超えて気候危機の状況に立ち至っている」との認識を、町民だれもが共有し、今できることを地道に、そして着実に実現していくための取組を、全町民を挙げて実践していくことを決意するため、ここに気候非常事態を宣言します。
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