麻しん(はしか)について
麻しん(はしか)とは
- 麻しんは、麻しんウイルスにより引き起こされる感染症です。
- 感染経路は、空気感染、飛沫感染、接触感染で、感染力は非常に強く、人から人に感染が広がります。
- 免疫を持たない人が感染した場合、ほぼ100%発症するといわれています。
麻しん(はしか)の主な症状
- 感染後約10日で風邪のような症状(咳や鼻水、発熱など)が現れ、その後高熱と発疹が現れます。
- 合併症として肺炎や中耳炎があり、1,000人に1人の割合で脳炎を併発すると言われています。
予防について
- 麻しんは感染力が非常に強いため、手洗いやマスクのみでは予防できません。
- 麻しんの予防接種が最も有効な予防方法です。
- 麻しんの患者と接触後、72時間以内に麻しんの予防接種をすることで発症を予防できるといわれています。
予防接種について
- 麻しんの予防接種を受けることで、95%以上の人が麻しんウイルスに対する免疫ができると言われています。
- 麻しんの予防接種は、1回だけの接種では免疫がつかなかった人や、接種後年数が経過し免疫低下している人に対しては、2回目の接種を受けることで免疫を増強させる効果があります。
- 麻しんにかかったことがなく、かつ予防接種を必要回数である2回受けていない人は、自身の感染予防及び周囲への感染拡大を防ぐために予防接種を検討する必要があります。この際、「麻しんにかかったかどうか」「麻しんの予防接種を受けたか」は、いずれも「記憶」では無く「記録(母子健康手帳等)」で確実に確認し、記録のないものは「かかっていない」「接種していない」として考える必要があります。
- 成人の方で、医療・教育関係者や海外旅行を計画している場合、麻しんの罹患歴や予防接種歴が不明確な場合は予防接種を検討してください。
- 麻しんの予防接種は、妊娠している女性は受けることが出来ません。また、現在妊娠していなくても接種後は約2ヶ月程度の避妊が必要です。
- 定期の予防接種の対象外の方は、費用は自己負担での任意接種となります。麻しんの予防接種について、予約の必要性や料金などは、直接医療機関にお問い合わせください。
- 麻しんの予防接種は、予防接種法に基づく定期の予防接種の対象の方は、(1期:1歳児、2期:小学校就学前の1年間)無料で接種することが出来ます。詳しくは下記のページをご覧ください。
感染拡大の予防について
麻しんを疑うような症状がある場合や、診断を受けた場合は、他の人への感染拡大予防のために、以下の点にご協力ください。
- ほかの患者さんに感染させてしまうことを防ぐために、受診前に必ず医療機関に電話連絡し、「麻しんを疑う症状がある」旨を伝え、指示に従ってください。
- 受診や移動の際は、他の人と接することでの感染拡大を避けるため、出来るだけ公共交通機関の利用は控えて、自家用車を利用するようにしてください。
- 医師の指示に従い、人の集まる場所を避けるなど、周囲に感染させないための協力をお願いします。
国内の発生状況について
下記のページをご覧ください。
参考
このページの情報に関するお問い合わせ先
保健福祉課 健康推進係TEL:0153-53-3333FAX:0153-53-3077
保健福祉課 健康推進係TEL:0153-53-3333FAX:0153-53-3077