厚岸町出産・子育て応援事業実施要綱

○厚岸町出産・子育て応援事業実施要綱

令和5年5月12日

訓令第38号

(趣旨)

第1条　この要綱は、伴走型相談支援及び出産・子育て応援給付金の一体的実施事業実施要綱(令和4年12月26日付け子発1226第1号厚生労働省子ども家庭局長通知。以下「国要綱」という。)に基づき、妊婦及び子育て世帯に対しての伴走型相談支援の実施及び出産・子育て応援給付金(以下「給付金」という。)の支給に関し必要な事項を定めるものとする。

(事業の内容)

第2条　事業の内容は、次に掲げるとおりとする。

(1)　伴走型相談支援事業

(2)　出産応援給付金事業

(3)　子育て応援給付金事業

(事業開始日)

第3条　事業の開始日は、令和5年5月15日とする。

(実施主体)

第4条　事業の実施主体は、厚岸町(以下「町」という。)とする。

(伴走型相談支援)

第5条　伴走型相談支援事業は、次に掲げる支援等を行うものとし、支援内容は国要綱別添1第3の定めるところによる。ただし、流産又は死産及び対象児童が死亡した場合は、面談等は実施しないものとする。

(1)　妊娠の届出時の面談等

(2)　妊娠中期頃の面談等

(3)　出生後の面談等

(4)　面談後の情報発信及び随時の相談受付等

(給付金の額)

第6条　第2条第2号及び第3号に規定する給付金事業の額は、次の給付金の区分に応じ、当該各号に定める額とする。

(1)　出産応援給付金　妊娠1回につき5万円を支給

(2)　子育て応援給付金　児童1人につき5万円を支給

(出産応援給付金の対象者)

第7条　出産応援給付金の支給対象者は、第9条に規定する出産応援給付金の申請時点において町内に住所を有する者で、次の各号のいずれかに該当する者(既に出産応援給付金に相当する給付を受けた者を除く。)とする。

(1)　支給妊婦　事業開始日以降に妊娠の届出をした妊婦(産科医療機関等を受診し、妊娠の事実を確認した者に限る。)

(2)　遡及支給妊婦

ア　令和4年4月1日から事業開始日の前日までの間に出生した児童の母(妊娠中に日本国内に住所を有していた者に限る。)

イ　令和4年4月1日以降から事業開始日の前日までの間に妊娠の届出をした妊婦(妊婦であった者を含み、アに該当する者を除く。)

(子育て応援給付金の対象者)

第8条　子育て応援給付金の支給対象者は、第10条に規定する子育て応援給付金の申請時点において町内に住所を有する者で、次の各号のいずれかに該当する者(既に子育て応援給付金に相当する給付を受けた者を除く。)とする。

(1)　支給養育者　事業開始日以降に出生した町内に住所を有する児童(子育て応援給付金の支給額の算定の基礎となる児童をいう。以下「支給対象児童」という。)を養育する者

(2)　遡及支給養育者　令和4年4月1日から事業開始日の前日までの間に出生した町内に住所を有する児童(子育て応援給付金の支給額の算定の基礎となる児童をいう。以下「遡及支給対象児童」という。)を養育する者

2　前項の規定にかかわらず、次の各号のいずれかに該当する者は、子育て応援給付金を支給しない。

(1)　児童手当法(昭和46年法律第73号)第4条第1項第4号に規定する小規模住居型児童養育事業を行うもの又は同号に規定する障害児入所施設等の設置者

(2)　法人

3　同一の対象児童に係る支給対象者が2人以上いる場合において、そのうち1人に対して子育て応援給付金が支給されたときは、他の支給対象者に対する同一の対象児童に係る子育て応援給付金は支給しない。

(出産応援給付金の申請)

第9条　出産応援給付金の支給を受けようとする者(以下この条において「申請者」という。)は、町が実施する第5条第1号に定める面談等を受けた後、厚岸町出産応援給付金支給申請書(別記様式第1号)を町長に提出しなければならない。

2　前項の規定にかかわらず、申請前に流産又は死産した申請者その他当該者の責めに帰さないやむを得ない特別な事情が生じた申請者(令和4年4月1日から事業開始日の前日までの間に出生した児童の母以外の者に限る。)は、前項に規定する面談等を受けることなく、出産応援給付金の支給を申請することができる。

3　遡及支給妊婦(第7条第2号アに規定する者に限る。)は、第1項に規定する面談等を受けることなく、厚岸町出産応援給付金支給申請書に妊娠期間に実施するアンケートを添えて申請することができる。

4　前項の規定にかかわらず、申請前に流産又は死産した遡及支給妊婦は、前項のアンケートを提出することなく出産応援給付金の支給を申請することができる。

5　出産応援給付金の申請時点において妊娠した児童を出生している遡及支給妊婦は、前条に規定する子育て応援給付金の支給を受けるために実施する面談等又はアンケートを提出する場合は、第1項の面談等及び第3項のアンケートの提出を省略することができる。

6　出産応援給付金の支給の申請は、次に掲げる妊婦の区分に応じ、当該各号に定める期間とする。

(1)　支給妊婦　妊娠中

(2)　遡及支給妊婦　事業開始日から6月以内

7　前項の規定にかかわらず、災害その他当該者の責めに帰さないやむを得ない特別な事情により前項各号に規定する申請期限までに申請を行うことができなかった場合は、この限りでない。

(子育て応援給付金の申請)

第10条　子育て応援給付金の支給を受けようとする者は、町が実施する第5条第3号に定める面談等を受けた後、厚岸町子育て応援給付金支給申請書(別記様式第2号)を町長に提出しなければならない。

2　前項の規定にかかわらず、申請前に支給対象児童が死亡した場合及びその他当該者の責めに帰さないやむを得ない特別な事情が生じた支給養育者(当該支給対象児童の死亡日において本町に住所を有していた者に限る。)は、前項に規定する面談等を受けることなく、子育て応援給付金の支給を申請することができる。

3　遡及支給養育者は、厚岸町子育て応援給付金支給申請書に出生後に実施するアンケートを添えて申請することができる。

4　前3項の規定にかかわらず、申請前に遡及支給対象児童が死亡した遡及支給養育者は、第2項に規定する面談等を受けることなく、及び前項のアンケートを提出することなく子育て応援給付金の支給を申請することができる。

5　子育て応援給付金の支給の申請は、次に掲げる養育者の区分に応じ、当該各号に定める期間とする。

(1)　支給養育者　生後4月以内

(2)　遡及支援養育者　事業開始日から6月以内

6　前項の規定にかかわらず、災害その他当該者の責めに帰さないやむを得ない特別な事情により前項各号に規定する申請期限までに申請を行うことができなかった場合は、この限りでない。

(給付金の支給決定)

第11条　町長は、前2条の規定による給付金の申請を受理したときは、内容を審査し、支給を決定したときにあっては厚岸町出産応援給付金支給決定通知書(別記様式第3号)又は厚岸町子育て応援給付金支給決定通知書(別記様式第4号)により、不支給を決定したときにあっては厚岸町出産応援給付金支給不決定通知書(別記様式第5号)又は厚岸町子育て応援給付金支給不決定通知書(別記様式第6号)によりそれぞれ給付金の支給を受けようとする者に通知するものとする。