矢臼別演習場周辺まちづくり構想について(防災機能を備えた複合施設)

 本町では、基幹産業である漁業と酪農業を中心に太平洋の恩恵を最大限に受け、今日まで発展を遂げてきたものの、その反面、多くの地区が日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に伴う津波の浸水予測地域となっており、津波の危険と常に隣り合わせの状況にあることから、地震・津波をはじめとする自然災害に備えるため、さらなる安全・安心なまちづくりを進める必要があります。
 そのような中、現在、日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震に伴う津波の浸水予測地域に位置する高齢者福祉施設については、介護を必要とする高齢者が生活する場であり、介護職員が常駐しているものの、現在の場所と施設機能では、災害時に避難が遅れ、命の危険にさらされることが懸念されています。
 また、当該地域は、その全域が津波浸水予測地域でもあり、地域住民の安全確保のためにも、防災拠点となる施設の整備が急務となっているほか、今後の福祉施設のあり方として、地域に開かれ相互に活用できる役割を担う必要があります。
 このことから、当該施設に入所している高齢者や働く介護職員の安全・安心を確保でき、地域の避難施設及び福祉避難所などの防災施設としての機能に加え、地域交流の場としての施設整備に向けた、「矢臼別演習場周辺まちづくり構想」の策定を進めています。

令和6年度 まちづくり基本構想

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