姉妹都市 オーストラリア連邦タスマニア州クラレンス市

姉妹自治町宣言締結日

昭和57年2月9日

クラレンス市ホームページ

姉妹都市提携の経緯

 嘉永3年(1850年)4月11日、オーストラリア・クラレンスの捕鯨船イーモント号が末広海岸において遭難し、乗組員32人を救助した史実があり、昭和56年、東京の遠藤雅子氏執筆の『謎の異国船』によって紹介され、また報道機関の報ずるところとなって、クラレンスとの姉妹都市提携が具体化されました。

クラレンス市の概要

 タスマニア島南部に位置し、面積は386平方キロメートルで、絵のように美しい海岸線のいくつかは厚岸町の海岸線に似ていて、緯度ではクラレンス市の南緯は厚岸町の北緯と同じ43度にあります。クラレンス市には191メートルの海岸線があり、市の80%は田園で、主に羊や肉牛の飼育が行われています。

 人口は約4万8千人で、タスマニア州ではホバートに次ぐ大きな市を構成しています。重工業はありませんがタスマニア州最大のショッピング街が市の中央部にあり、住民のために十分な便宜が図られています。教育では、初等、中等教育の面で恵まれており、小学校が14校、高校が5校あり選抜制の大学が1校あります。

 市の東側にあるホバート空港は、オーストラリアの他の州との重要な空の玄関となっており、おだやかな気候と長時間の日照に恵まれ、スポーツ活動も市民生活の欠かせない一部分となっています。

盟約書

 オーストラリア連邦タスマニア州クラレンス市自治体長と日本国北海道厚岸町は姉妹自治体縁組を確立し、ここに宣言する。これは両市町民を代表し両町ひいては両国家のより良き理解と協力を促進し、以って両町民の付託に応えようとするものである。両町の友好関係が末永く続き文化的人間的交流を通して、両国間の相互理解に寄与せんことを心か希求するものである。
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