特定防衛施設周辺整備調整交付金による事業

特定防衛施設周辺整備調整交付金とは

特定防衛施設と特定防衛施設関連市町村

 「防衛施設の生活環境の整備等に関する法律」第9条の規定で、砲撃が実施される演習場などの設置または運用が、その周辺地域の生活環境や周辺地域の開発に及ぼす影響などを考慮し、当該周辺地域を管轄する市町村がその区域内で行う公共施設の整備や生活環境の改善、開発の円滑な実施に寄与する事業について特に配慮する必要があると認められる防衛施設を「特定防衛施設」、当該市町村を「特定防衛施設関連市町村」として防衛大臣が指定することができるとされています。
 さらに、特定防衛施設関連市町村が行う公共施設の整備や生活環境の改善、開発の円滑な実施に寄与する事業の費用として、特定防衛施設の面積、運用の態様などを考慮して、予算の範囲内で特定防衛施設周辺整備調整交付金を交付することができるとされています。
 矢臼別演習場が「特定防衛施設」に、周辺地域の一つである厚岸町が「特定防衛施設関連市町村」に指定されており、特定防衛施設周辺整備調整交付金の交付を受け、交付の目的による事業を実施しています。

交付金事業の計画と実績

防衛施設周辺整備調整交付金を受けて実施した(実施予定の)事業です。

事業評価について

 交付金事業についての事業評価書を作成し、北海道防衛局に報告しています。内容は、北海道防衛局のホームページで公表されています。

特定防衛施設周辺整備調整交付金 基金事業

・特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用する事業のうち、継続して取り組む必要のある事業は基金へ積み立てし、取り崩しながら実施します。
・特定防衛施設周辺整備調整交付金要綱(防衛省訓令第92号平成19年8月25日)第11条第10号により、下記のとおり公表します。

矢臼別演習場関連特定事業(教育、スポーツおよび文化に関する事業:学校給食無償化事業)

事業の目的
児童生徒への安心した給食の提供と、保護者の経済的負担の軽減を図り、安心した子育てができる環境を整備する
事業の内容
学校給食の無償化
事業の始期および終期
平成31年3月から令和10年3月まで
事業に要する経費の予定総額
183,742,385円(令和7年3月31日現在)
交付金の予定額
127,000,000円(令和7年3月31日現在)

矢臼別演習場関連特定事業(医療に関する事業:子ども医療費助成事業)

事業の目的
該事業実施により、子どもの健やかな成長に寄与するとともに、子どもの保健の向上と福祉の増進を図ることを目的とする。
事業の内容
子ども医療費の助成
事業の始期および終期
令和3年3月から令和8年3月まで
事業に要する経費の予定総額
99,945,753円(令和7年3月31日現在)
交付金の予定額
85,510,000円(令和7年3月31日現在)

矢臼別演習場関連特定事業(医療に関する事業:町立病院維持運営)

事業の目的
当該事業実施により、町民が安心して暮らすことのできる地域医療環境の確保を図ることを目的とする。
事業の内容
町立病院の維持運営
事業の始期および終期
令和4年3月から令和9年3月まで
事業に要する経費の予定総額
267,588,955円(令和7年3月31日現在)
交付金の予定額
148,747,000円(令和7年3月31日現在)

防衛施設周辺民生安定施設整備事業補助金とは

 防衛施設周辺の生活環境の整備等に関する法律第8条の規定により、国は、防衛施設の設置または運用によりその周辺地域の住民の生活または事業活動が阻害されると認められる場合において、地方公共団体が、その障害の緩和に資するため、生活環境施設又は事業経営の安定に寄与する施設の整備について必要な措置を採るときは、当該地方公共団体に対し、政令で定めるところにより、予算の範囲内において、その費用の一部を補助することができるとされています。
 補助金は、町長が指定した農業団体(以下「指定農業団体」という。)に対し、その事業に要する経費について交付されることとなっており、補助金の額は、事業費の3分の2以内の額とされています。

事業の実績

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