「警戒レベル」を用いた避難情報、気象情報の伝達について

「警戒レベル」の導入について

 平成30年7月豪雨では、災害発生前から様々な避難情報や気象情報が発信されていたものの、情報が複雑で分かりにくかったため、必ずしも住民の避難行動に結びつかず、1府13県で200人を超える死者・行方不明者が発生するなど、甚大な被害が発生しました。
 この教訓から、国(内閣府)は、防災情報を住民が簡単に理解できるよう「警戒レベル」を導入しました。
 この導入に伴い、町が発令する避難情報や、気象庁が発表する気象情報を、「警戒レベル」を用いて伝達し、危険区域に住んでいる住民などがとるべき行動を、警戒レベルの段階に応じて明確化することになりました。
 今後は、これまでの避難情報に警戒レベルを加えて防災行政無線・IP告知端末・ホームページ・各SNS(ツイッター・フェイスブック)でお伝えします。
 
※「警戒レベル」とは、住民が災害発生の危険度を直感的に理解し、的確に避難行動ができるよう5段階にレベル分けされた防災情報のことです

「避難指示」への一本化と「警戒レベル」との関係

 災害対策基本法の改正により令和3年5月20日から、大雨や台風の接近時に町が発令する避難情報の運用を変更しました。

主な改正点

(1) 警戒レベル5「災害発生情報」は『緊急安全確保』に変更
 少しでも安全な場所で「命を守る」行動をとる段階です。
 ※町が災害の状況を確実に把握できるものではない等の理由から、災害発生時に必ず発令されるものではありません。
(2) 警戒レベル4「避難勧告」は廃止、『避難指示』に一本化
 危険な場所にいる人が全員避難する段階です。
(3) 警戒レベル3「避難準備・高齢者等避難開始」は『高齢者等避難』に変更
 高齢者や体が不自由で移動に時間がかかる人などが避難を始める段階です。
 ※高齢者等以外の人も必要に応じ避難の準備をしたり、危険を感じたら自主的に避難するタイミングです。

「警戒レベル」とその内容について

警戒レベル状況住民がとるべき行動行動を促す情報
5災害発生
又は切迫
命の危険
直ちに安全確保!
緊急安全確保
<警戒レベル4までに必ず避難!>
4災害の
おそれ高い
危険な場所から全員避難!
避難指示
3災害の
おそれあり
危険な場所から高齢者等は避難
高齢者等避難
2気象状況
悪化
自らの避難行動を確認大雨・洪水・高潮注意報
(気象庁が発表)
1今後気象状況
悪化のおそれ
災害への心構えを高める早期注意情報
(気象庁が発表)

参考資料・ウェブサイト

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